いいえ、『ストレス耐性が低い』=『離職しやすい』とは限りません。
どのようなことでどの程度ストレスを感じるのかは人それぞれです。
ストレスを感じやすい事象が自社内で多くあれば、ストレス耐性が高くともメンタル不全を起こします。
逆にストレスを感じやすい事象が自社内で少なければ、ストレス耐性が低くともメンタル不全は引き起こしません。
「ストレス耐性が高いのか・弱いのか」ではなく「自社業務では何がストレスになるのか」「対象者は何にストレスを感じるのか」の見極めが大切です。
離職率が高いからと言って「ストレス耐性の高い人材」ばかり採用するのはおすすめできません。
ストレス耐性が高いと、何事にもポジティブで逆境に慣れている傾向があると思われがちですが、
些細なことを気にしない、マイペースで人と合わせることが苦手などの傾向もあります。
一方でストレス耐性が低い人材は、几帳面で責任感が強い、人に合わせることができるなどの強みを持っています。
ストレス耐性の強弱などの人材の特徴によって、任せる業務や役割を割り振り、
多くの従業員がストレスを感じることが少ない職場環境作りが、離職対策として大変効果的です。
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