4大経営資源「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、最も重要なのは「ヒト」です。例えば「カネ」がどれぐらいあるかは現金や金融資産等からわかりやすく可視化できますが、「ヒト」は従業員数だけで判断することはできません。従業員がどんな知識・スキルを持っているかも重要ですが、同様に「どれだけ熱意を持って働いているか(会社に貢献しようとしているか)」も重要な指標です。この指標が「エンゲージメント」になります。
エンゲージメントが高い従業員が多い(≒エンゲージメントの平均値が高い)企業であれば、労働生産性が高く売上・利益が増加し、離職率も低くなると証明されています。また株主や採用候補者などのステークホルダーから見ても、やる気のない従業員が多い会社よりもやる気あふれる従業員が多い会社のほうが、魅力的な企業として認識されることでしょう、
エンゲージメントが高まると「離職率の低下、定着率の向上」、「仕事のパフォーマンスの向上」、「組織コミットメントの向上」、「仕事の革新性・創造性の向上」、「健康増進」があると、厚生労働省の「働きがい」を持って働くことのできる環境の実現に向けて、という資料にも記載されています。
企業にも従業員にも良い影響を与えるのがエンゲージメントです。自社従業員のエンゲージメントを正しく理解して活用するためには、エンゲージメントサーベイの利用が欠かせません。エンゲージメントサーベイを用いて、エンゲージメントの平均値を算出(定量化・可視化)し、平均値を高められるような施策を継続して実施することが大切です。